平尾アウリ先生の『推しが武道館いってくれたら死ぬ』。その存在を知ったのはTwitterでした。「岡山が舞台だよ」と耳打ちされて即購入。一気に読めちゃう面白さは、もちろん物語の展開、愛すべき登場人物たちの存在にありますが、僕としてはくすりと笑ってしまう岡山ネタが満載なところもポイントです。
読み終わった後、オタクの血が騒いだ僕は決意します。
聖地巡礼するぞ!!
手始めに、妹氏に全巻貸して様子を見ました。おいしいおいしいきびだんごに釣られて、やすやすとお供に引き入れることに成功。人の多いロケーションもあるので、気恥ずかしさを和らげる同行者がほしかったのです。
ではでは、オタ退治の旅に出発です!(以下で掲載するワンシーンはすべて、平尾アウリ(2016)「推しが武道館いってくれたら死ぬ」,徳間書店、より掲載しています)
第1巻から時系列で紹介していきます。
1巻の第6話、えりぴよ&くまさペアが二人して現場を間違えるお話。「へきち」というのはきっと岡山の県北の方でしょうね……。(殺される)
ここで大都会岡山の象徴として登場するのがこの桃太郎像!
岡山駅の東口(今は後楽園口という愛称がついてるようです)に堂々と立つももたろさん。いつも4匹目のお供としてハトを従えています。ここは集合場所の定番なのでこの後も何度も登場しますね。
「へきち」からなんとか2人は岡山駅に戻ります。
このマントマンは旧制第六高等学校(岡大の前身)の学生らしく、創立100周年を記念して建立されたそうです。存在は知ってても、ちゃんと銘板を読んだのは初めてでした。
路面電車を待つ時間も無い2人は岡山の街を激走します!
いや~オタクってバカですね! 僕も上坂さんのお渡し会に遅刻しそうになって広島の商店街を駆け抜けたことがあります。今考えれば、路面電車使ったほうが早かったような……?
この目抜き通りは桃太郎大通りといって県内でもっとも栄えているエリアです。六文銭みたいな看板は「ドレミの街」という複合施設のものですね。残念ながら工事中で壁の様子がわかりませんが、よしとしましょう。
第2巻に突入です。
第9話、人気投票のために文字通り骨を折ったえりぴよが息抜きに行きます。余談ですが、彼女のバイト先がパン工場なのも憎い設定なんですよね……岡山はやたらパン工場が多い。求人紙に載ってないことがほとんど無いと思います。
これは岡山駅東口にあるポストですね。第12話でChamJamのブログ聖地巡礼してる際にも登場します。聖地巡礼で登場した場所を聖地巡礼するってなんだ?
同じポーズで写真を撮ろうとしたら妹氏に拒否られました。そりゃそうだ。僕も恥ずかしくてできんわ。あ、左下のコマにある塔みたいなやつどこだか分かる人がいたら教えてください!
このあと2人はあーやがバイトしているメイドカフェに行きます。ここ、特定してるんですけど都合の関係で行けませんでした……。次回に乞うご期待!
第11話、空音が加入した時のお話。他の新メンバーもどんどん加わって、ChamJamの初ライブが開催されます。その場所がここ!
岡山駅から少し歩いたところにある、複合アミューズメント施設のジョイポリスですね。実際に広場では地元のアイドルがライブやってたりするらしいです。マンガと同じ角度で撮るにはどこかビルを登らないといけません。ちょっとそこまでは……乞うご期待!
第12話で空音とれおがイチャイチャしてるシーン。もうこの2人ほんといい……。
さっきの桃太郎像付近から桃太郎大通りを見るとこんな感じ。駅前!って感じですな。
えりぴよ、くまさ、基の仲良しオタ三人組はブログ聖地巡礼の続きをしてます。舞菜が偶然そこを通りかかるのですが、舞台となった噴水がこちら。
これまた岡山駅からちょっと歩いたところにある西川緑道公園です。ここのカットを見て、「これアレじゃん!!」となったから今回の聖地巡礼を計画したんですよね。微妙に地元民の心をくすぐるチョイスです。このシーンの舞菜ちょーかわいい。でも女の子の友人からは舞菜、不評の声が多い……いや、なんとなく理由はわかりますけど。
教科書は第3巻を開いてくださーい。
バイトの疲れで桃のごとくどんぶらこと川に流されたえりぴよ。第13話は感動ですよね。ライブにも握手会にも間に合わなかったえりぴよが帰るのを、舞菜が追いかけます。そしてついに岡山駅のエレベーターでその背中を見つけるシーン。
ここで声をかけないところがいいですよね~! あくまでもアイドルとファンの距離を保とうとしているのが泣けてくる。もちろん舞菜のわがままと言えなくもないですが(笑)
第14話は扉絵がいきなりももたろさんです。
この角度で撮るのを忘れていて、さきほどのももたろさんから1時間くらいして戻ってきたときの写真なんですが……ハトさんやっぱりいるという。
空音に男がいる疑惑が浮上する第15話。イブの日に仲良し三人組が桃太郎像横の噴水で待ち合わせです。
まあこの描写の通り、いつもカップルだらけです。だって待ち合わせ場所ですもん。ここで彼女と待ち合わせしたい人生だった。
第16話、年の瀬特番にれおが出演するのですが、この公開収録が行われているのは間違いなく岡山駅チカのイオンモール岡山。
同じ番組に岡山出身のコンビ芸人が出てますね~ うん、これは千鳥でしょ。演者を選ぶクセがすごい……。
この回ではChamJamのみんなが初詣に行ってますね。行き先は名前が出ていませんが最上稲荷です。これも時間の関係で撮りに行けませんでした……。またの機会です。
えりぴよは不幸体質なんでしょうか。第17話、風邪でぶっ倒れてイオンでの外部ライブに参加できなくなります。そのライブの場所は比較するコマが無いですが、おそらくここ。
大掛かりな催し物なので間違いないと思います。
なんと舞菜が前列にいるという、歴史的なライブを目撃したくまさ。イオンのフードコートで一休みしていたところ、えりぴよから電話がかかってきます。
これめっちゃ撮るの恥ずかしかった……。フードコートのある4Fから3Fに降りるエスカレーターですね。つまり写真上端のあたりにくまさの座っている席があるということです。それがここ。
ああ、優しいくまさ。オタクだからこそ、舞菜が前列で踊ったことは口が裂けても言えないのです。そこにまたしても偶然通りかかる舞菜……。
このセリフ、作品すべてを語ってしまう強さのある言葉ですね。果たして物語がどういう結末を迎えるのか、楽しみでなりません。
ひとまず以上で聖地巡礼は終了です。判明してない場所、わかってるのに行けなかった場所がたくさんあるので必ずやリベンジします!
あと、感想を言えてないので次回の聖地巡礼でまた吐き出しますね~!