発傍聴席、宛インターネットの深海

良心に従って、真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べないことを誓います。(法廷での宣誓文より)

10年間断薬できていたのにキメセクに走った男(覚醒剤取締法違反)

樋田淳也被告の判決審傍聴が叶わず意気消沈していましたが、とりあえずその日の開廷表を見て他の裁判を傍聴しました。

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大阪地方裁判所支部

途中から入室したので検察官による冒頭陳述からだったのですが、罪状認否についてはおおむね起訴内容を認めたものと思われます。

ただその冒頭陳述でちょっと面白かったのが、検察官が真顔で「性交の快を高めるために……」と発言したところですね。(※面白がってはいけない)

保釈中のため、被告人に手錠・腰縄、刑務官の同伴はありませんでした。

冒頭陳述に戻ります。

被告は前科3犯(いずれも覚醒剤)で実刑判決を受け、出所後10年が経過していました。累犯のため罪が重くなりそうです。

ここで証人尋問に移ります。

証人は被告の父でした。彼は今回の事件以降、親子で寝食を共にし、スポーツに出かけたりしてサポートと監視の目を光らせていることを述べました。4度目の犯罪に手を染めても子を見捨てない親の愛情にちょっと涙腺が緩みましたね。

続いて被告人質問に移ります。

持病の悪化で仕事ができなくなったこと、好きなスポーツもままならなくなったこと、生活保護を受け始めたこと、脱却するためになんとか仕事を見つけたものの体が思うように動かず同僚にも陰口を叩かれていたこと……

もちろん違法薬物の使用は許されることではありません。ですが、彼を精神的に追い詰めた社会にも責任の一端があります。

保釈中の現在は認知行動療法を受けたり依存症患者の集まりに参加するなどして、薬物依存からの脱却に努めていることをアピールしていました。

 

検察側は実刑判決、弁護側は執行猶予を求め、判決は別日に持ち越しとなりました。

 

薬物依存症の恐ろしさを痛感した裁判でした。