前回の記事では十姉妹の選び方について説明しました。
多くの方は、やっぱり手乗りでベタ慣れしてくる子に育てたいのではないでしょうか?
今回からは、生後3週間前後のヒナを一羽飼う想定で、実際の育て方や必要な道具などを紹介したいと思います。
ヒナの飼育に必要な道具
私はこのような環境でヒナを育てていました。
順を追って必要なものを挙げていきますね。
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飼育ケース
ダイソーで500円で売っている虫かごです。ホームセンターなどでもだいたいこのくらいのサイズ(幅18cm奥行き10cm高さ15cm)を選べばいいです。 面倒な方はAmazonでどうぞ(笑)
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温度計
ヒナの適温は28℃です。25℃を下回ると危険ですので、必ず温度計はケースの中に入れておきましょう。まだ力が弱いのでつついて壊されるようなことはありません。
私はハムスターを飼っていたときの温度計をそのまま使用しました。こちらです。
倒れないように牧草で固定したり、私のように耐震シートを細く切って下部に貼ってもいいと思います。
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牧草
床材として敷くものです。ヒナがハミハミしたりしますが、別に食べないので心配しないでください。ヒナはとても脚が細く、ケガしやすいので必須です。
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貼るカイロ
先ほど、ヒナの適温は28℃と言いましたが、想像してみてください。室温を28℃にすると人間が先にバテてしまいます(笑)そこでカイロをケースに貼ることで対処します。くっついたり、暑すぎると離れたりと、ヒナが自分で動いてくれます。
カイロの枚数や使い方は次の記事で述べます。ちなみに私は5月下旬にお迎えしたのですが、50枚以上は消費したので箱買いをオススメします。
半日に一度張り替えるので私はこちらを2箱買いました。
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T型パーチ
ヒナが止まり木に乗る練習のため、設置します。当初私は木材をカットして、なんちゃってパーチを使っていたのですが、やはり専用のものがいいです。太さや高さが重要ですからね。
大人になってもこのように乗ってくれるので、長い目で見てもいい買い物でした。
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遮光シート
自然界と同じように、日が昇ったら起きて沈んだら寝る……という生活をヒナに限らず成鳥もさせてあげなければなりません。ところが、人間も日が沈んだら寝るというのは不可能ですよね(笑)そこで、灯りを遮るものが必要になります。
私は成鳥に使うケージ専用のカバーを雑にかけて使ってました(笑)裏地が黒いので遮光性は抜群ですよ~
単体で買ってもいいですが、どうせケージも買うのでセットで購入するのがよいでしょう。
ヒナの飼育に必要なエサなど
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育ての親
こちらは餌やりに必ず必要なものです。これ以外の選択肢は無いほど大定番なので、まず揃えておきたいですね。
使い方にかなりコツがいるのですが、次の記事で丁寧に解説します。
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水温計
ヒナのエサには温度管理が重要になってきます。そこで必要なのが温度計です。料理をする方ならすでに持っているかもしれませんね。
また、家の給湯器が温度設定できるものならば必要ありません。
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あわ玉
剥き粟(むきあわ)のことです。これがヒナにとってのカロリー源になります。正直大量に余るのですが、大人になってもおやつとして使えるので取っておきましょう。
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栄養剤
もちろんあわ玉だけでは栄養が足りません。そこで必要なのがパウダーフードです。
あわ玉と混ぜて与えます。ラウディブッシュのエサは獣医師さんもオススメする逸品で、大人用のエサでも私はラウディブッシュのものを使っています。
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粟の穂
ヒナが大人のエサを食べるトレーニング用に使います。こちらも大量に余るとは思いますが、将来のおやつとして保管しています。
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マドラー
マクドナルドなどで置いてるコーヒー用の使い捨てマドラーで十分です。栄養剤の計量に使います。
次回からは早速、ヒナの育て方を紹介します!