前回は大人になった十姉妹に必要な道具を紹介しました。
今回は成鳥のエサ選びについて解説していこうと思います。
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ペレットかシードか?
成鳥を育てるにあたって、まず決めなければならないのが「ペレットで育てるかシードで育てるか?」です。
ペレットとは人工の完全栄養食で、これのみを与えて育てることができます。
シードはアワやキビなどの植物の種子がミックスされたものです。鳥のエサといえば、まずこちらを想像するのではないでしょうか。シードはタンパク質が豊富ですが、他の栄養素を補ってやるために副食も与えてやらなければなりません。また、肥満になる可能性もあります。
メリットしかないため、私はペレットで育てるのをオススメします!
以下では、ペレットとシード、それぞれの与え方について触れます。
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ペレットの場合
そのまま与えるだけです。ヒナから育てている場合は、ケージに引っ越しした時点でエサ入れにペレットを入れていると、勝手に食べてくれます。
私は「ラウディブッシュ デイリーメンテナンス(ニブルズ)」を与えています。チャック付きで保存も容易ですし、食いつきもいいです。
ただ、シードで育ってきた子の場合、ペレットに移行するのが難しい場合があります。(ペレットよりシードのほうが美味しいため)
その場合はまず、シードの上にすりつぶしたペレットをふりかけたりしてやって、徐々に慣らしてください。
量についてですが、コンビニでもらえる大きいプラ製スプーン軽く1杯を毎日与えます。もちろん個体によって食べる量は違うので、その子に合わせて加減してやってください。翌朝に数粒、ペレットが残っているくらいがいいでしょう。
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シードの場合
ペレットと同様に量を加減し、決して継ぎ足しをしないように気をつけてください。種子によって栄養素が違うため、十姉妹が選り好みして食べると栄養の偏りがさらに激しくなるからです。
副食についてですが、カトルボーン・ボレー粉・塩土・青菜といったものを与えます。パッケージに書かれている指示に従って与えてみてください。
果物は与えないほうがいいです。肥満の可能性が高まります。
次回からは成鳥と過ごす一日を見ていこうと思います。