- 刑事事件:大阪地方裁判所、判決
- 罪状:強制わいせつ未遂、準強制わいせつ、住居侵入、窃盗
刑務官に連れられた男は、声が弱々しく空気の少ない高い声で、なぜか「屋久島」と背中にデカデカと書かれたTシャツを着ていました。流刑にでもしてしまえばいいのに。
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犯行内容
被害女性と同じマンションに住んでいた被告は、彼女が玄関脇に合鍵を隠しているのを目撃しました。これを契機に犯行を企てます。
犯行当日、寝ている家主のすきを突いて被告は合鍵を使って部屋に忍び込みました。(住居侵入)
まず、クローゼットを物色した被告は下着を入手しました。(窃盗)
そして女性の元に向かいます。男はまず、寝ている彼女のお尻を触りました。(準強制わいせつ)目覚めた被害女性が被告を見たところ、「さわぐな」と脅し、キスをしようとしました。ところが、抵抗にあったためすぐに立ち去ったのです。(強制わいせつ未遂)
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うーん、軽くないかこの判決は
「主文、被告人を懲役2年6月(げつ)に処す。未決勾留日数50日をこの刑に参入する。この裁判が確定した日から4年間その刑の執行を猶予する」
懲役2年6ヶ月(未決50日算入)、執行猶予4年の有罪判決です。
刑の軽減の理由としては、自首したこと、自白もしたこと、前科がないこと、マンションを引き払って実家で両親の監視下にあること、などが挙げられました。
しかし……近年の性犯罪の厳罰化を考えると軽いような気もします。しかも執行猶予ということは、ある日突然、被害女性が男と出くわす可能性もあるわけです。
そのようなことがないことを切に願います。