今日もまた、傍聴席に座っている。

雑記ブログですが、主に裁判傍聴記・事件現場取材を書いています。

虐待死が疑われる今西貴大は本当にクロなのか?(速報)(傷害致死、強制わいせつ致傷、傷害)

  • 事件の概要(起訴状および冒頭陳述、つまり検察官サイドより) 

東淀川区の電気工務店経営者、今西貴大(33)は平成29年12月に暴行した結果、希愛ちゃん(2=当時)に左脛骨骨幹部骨折を負わせた(傷害)。また、同月14~16日に肛門へ異物を挿入した結果、会陰方向へ肛門裂傷(強制わいせつ致傷)。同月16日午後8時ごろ、頭部へ暴行を加え急性硬膜下血腫、脳挫傷に陥り、大阪市総合医療センターへ搬送された。心肺停止状態であったため、気管挿管とアドレナリン投与を実施、しかし意識は戻らないまま同月23日に死亡した(傷害致死)。

  • 3つの争点

本件は3つの罪いずれも犯人性と事件性を争っている。つまり検察側と弁護側の主張が真っ向から対立しているため、公訴事実ごとに整理したい。

  • 左脛骨骨幹部骨折という傷害の罪

この骨折については事故によっては生じ得ないもの、と検察側は主張している。ところが弁護側は遊具にぶつかったなどの外力によって生じたと主張し、その上、希愛ちゃんが脚の痛みを訴えるため連日病院を探し回り、4件目でMRIを受けた結果やっと原因が判明した事実を挙げ、この骨折をもって虐待を疑うのは疑わしいと主張した。たしかに虐待の結果ならそれをわざわざ露顕するようなことはしないとは思う。

  • 異物を挿入して肛門裂傷を生じせしめたという強制わいせつ致傷

これについては検察の意見というより、後日予定している医師の証言によって異物挿入以外に無いという立証を行う予定である。対して弁護側は、自然分娩の際にできた傷の可能性、希愛ちゃんは皮膚が弱く、排便時に血まみれになったことがあるという母親の証言から、いつかの排便時についた傷であると主張している。こちらも医師が証言予定。

検察側は被告人の暴行によるものと主張。しかし弁護側は、死因が心筋炎ではないかと主張。また希愛ちゃんはQT延長が確認されていて、これが心肺停止につながったのではないかとみている。双方ともに医師が出廷予定。

  • 法廷での母親の奇妙な態度

ロングの髪を青色に染めた元母親は、どうも実の娘を失ったとは思えない態度であった。この女、家賃抜き30万円の生活費を被告人から与えられ、専業主婦として週3回は娘を置いてパチンコに行っていたのだが、検察側の質問には普通に答えていたものの(それでも法廷外で「あの検察官うざい」などと言うのを聞いた)、弁護側の質問にはわざと食い気味に答えたりキレ気味に返したりと態度が悪く、裁判長が「体調が悪ければ言ってください」と遠回しに非難していた。娘がいたずらした話を楽しそうに話したり(この場面はどうもおかしく、普通は悲しむのではと思った)、虐待があったのだとすれば、その一端は彼女にあるのではないかと思わざるを得なかった。

 

(※公判が3月まで続くようですので判決までまとめるのがかなり先になりそうです)